JCCPでは本年度から主要対象国に対するテーラーメード研修プログラムの強化に取り組んでいます。ラマダン(断食月)とその前後は、イスラム国では一般にその実施が困難となる時期であり、その時期を有効に活用できることからメキシコ国営石油会社(PEMEX)の要請を受け入れ、JCCP研修部メンテナンスグループの宮脇、中澤、東の3名が、10月16日(火)-19日(金)にミナティトラン製油所において表題のセミナーを実施いたしました。
本セミナーは、JCCPレクチャラーが日本の製油所で経験したメンテナンス管理上の種々の問題とその対策の実例を紹介することをメインに構成し、「製油所の信頼性管理」「静機器の損傷事例とそれらの対策」「回転機器のメンテナンス管理」の3項目を紹介いたしました。
オープニング及びクロージングでは、製油所No.2のAntonio Hernandez Escobar製造部門主席が挨拶をされ、今回のセミナー開催への謝辞と期待、またその成果への感謝の言葉を頂きました。またクロージングにおいて、参加者に対して、セミナーの成果を職場で活用するよう要請しました。
さらに、セミナー中も同様でしたが、特に総合質疑の時間には多くの質問が出され、回答に窮することもありました。質問の多くは、現場に密着した切実なトラブルや、メキシコと日本のメンテナンス手法の比較の質問でした。これは近年、メンテナンス部門に要求されています長期連続安全/安定操業及びメンテナンスコストの低減が、国は違いますが、共通の課題となっているものと感じました。
参加者はのべ30人にのぼり、ミナティトラン製油所のみならず、PEMEX本社及びサラマンカ、カデレイタ、 サリナクルース各製油所から2名ずつの参加がありました。
また、セミナーはスペイン語-英語の同時通訳を介して行われ、通訳者が事前に発表資料を読んで準備してくれていたおかげもあり、セミナー(質疑を含め)は極めてスムーズに行われました。
なお、セミナー終了後のアンケート結果では、全員から大変有益であり、現在/今後の仕事に役立つとの評価を得ることが出来ました。
セミナー終了後、PEMEX本社を表敬し、日頃JCCP研修の窓口として対応して頂いている人事部門の関係者一堂に会うことができました。
人事部門首席のSergio Juan Ortiz Bautistaさんが挨拶され、今回のセミナーの実施に対する感謝とねぎらいの言葉を頂きました。また、今後とも製油所エンジニアの能力を高め、優秀なエンジニアを育成してことが必要と考えており、世界の成功国の一つとなっている日本の産業・技術を触れることができるJCCP研修事業に期待し、継続して研修生を派遣したいと考えているとのことが述べられました。
参加者は、「休憩を取ろうか」と尋ねても「続けてくれ」と、回答が来ることがあるくらい熱心に聴講し、質問も活発で理解を深めることができました。(スペイン語の同時通訳も大いに貢献したと思われます。)
セミナーを無事終了することができ、今回のセミナーに参画・尽力頂いた皆様に深く感謝いたします。(特に現地でサポートしていただいた、Marioさん、Paolaさん、Pattyさんに感謝いたします。)



