ロシアLUKOIL-Inform社の研修団受入れ
1.はじめに
7月初旬にロシアのLUKOIL-Inform社を訪問し、日本の専門家派遣を実施しました。今回は研修団が来日し研修を行うもので「製油所のコンピューター化」のテーマで実施しましたので、その概要を報告します。
LUKOIL社は、ロシア国内に4製油所、国外に3製油所を所有しており、LUKOIL -Inform社は、グループ全体の通信設備、情報システム全般、計装システムの構築・維持を担当しています。研修団は本社及び各製油所のシステム担当12名で、コース期間は9月25日(火)から10月5日(金)の総日数11日間です。
2.研修の概要
日本の製油所でのコンピューター化の進展と高度化の実態を知ってもらうため、実地研修を主体としたプログラム構成とし、製油所2ヶ所、計装メーカー2ヶ所を訪問することにしました。
- JCCPでの講義/実習
- プロセス制御理論と実習
- DCSトラブル事例と運転支援
- 計装の近代化
- 実地研修
- 出光興産(株)徳山製油所
- 新日本石油精製(株)根岸製油所
- (株)山武 湘南工場/藤沢テクノセンター
- 横河電機(株)三鷹本社
3.研修を終えて
- 研修生は、計装・制御・情報システムの基礎的知識と経験を持っており、具体的で専門的な質問が多くあり予定時間を越えることが度々ありました。
例えば、APC導入効果・他社DCS通信と制御可否・使用ソフトウェアの優位性などの鋭い質問が出ました。
システム高度化に向けた直近の検討課題になっているようでした。
- 製油所、計装メーカーの技術者と直接話しをする機会が持て、質問への適切な回答が得られたと団長Mr. Alexander Zheludovから感謝の言葉を頂きました。
- アンケート結果では、製油所での現場見学の時間をもっと増やして欲しかったとの意見もありましたが、研修内容は「非常に役立つ」8名、「役立つ」4名の評価で、教材もコーディネートも大変良かったと好評でした。
- 通訳(日本語~ロシア語)を介しての説明のため、通常の倍の時間を要しましたが、専門用語も事前勉強されており円滑に研修を進めることができました。
- 同じ会社の研修生同士で纏まりもよく、移動時の電車内では席が空いていても立っている人も多く、多少歩いても疲れた様子もなく元気で紳士的でした。日本文化にも親しんでもらい、食事では全員がホークでなく箸を使えるようになっていました。
- 研修期間中には雨に降られたり、寒暖の差もありましたが体調を崩す人もなく、笑顔で帰国しました。
最後になりますが、講師及び実地研修を受入れて頂いた各社に御礼申し上げます。