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サウジアラビア サウジアラムコ「経年化装置の信頼性向上セミナー」

記事更新日:2025.03.31

実施状況: 実施済
コース番号
CPO-22-15
コース名・テーマ
サウジアラビア サウジアラムコ「経年化装置の信頼性向上セミナー」
日程
2015.04.26〜2015.04.30
目的・背景
サウジアラムコをはじめ中東の製油所では、設備の経年化への対応が重要な課題となっています。そのため JCCP に対して本課題に対応できるカスタマイズドプログラムの要請があり、2013 年度にサウジアラムコのエンジニアリングサービス部 門の Professional Engineering Development Division(PEDD)にて「静機器の腐食・保全・検査セミナー」、2014 年度にリヤド製油所で「定期保全ベストプラクティスセミナー」を実施しました。今回ジェッダ製油所から装置の保全管理について、経年化した装置の安定操業を目指した信頼性向上のための技術セミナーの要請があり、平成 27 年 4 月26日(日)~ 4 月30日(木)の間に「経年化装置の信頼性向上セミナー」を実施しました。
また、UAE では、2015 年にルワイス製油所の新設装置が立ち上がり、今後の設備の劣化を予測した検査技術の在り方についてセミナーの要請があり、これに対応するべく上記のサウジアラムコ向けに実施したプログラムを平成 27 年 5月10日(日)~ 5 月14日(木)の間に実施しました。
これらのセミナーは経年化で最も問題の多い腐食に焦点をあて、劣化の評価、腐食の制御と起こり得るリスク管理のあり方を講義する内容としました。これは日本で培われた技術を石油各社とエンジニアリングが石油学会にて集大成した腐食管理、検査技術などのガイドラインとなる規格をベースとし、各社に蓄積されている知見(固有技術)を加味し、高度な内容としました。
内容

本講義の構成は、日本の石油業界の保全管理に対する 考え方と取り組みについて日本の石油コンプレックスで発生した 重大事故事例を例示して説明をしました。それらは①設備設 計の問題から腐食に発展した事故、②変更管理不履行と検 査技術の不備とが重なり発生した事故、③技術継承の不備と 安全文化退廃と規則違反による事故、④自然災害を要因とす る事故です。

さらに組織の強化と担当者の心構えを変えるための TPM 活動、その活動の基礎となる自主保全、5S などについて解説 しました。

実施報告

サウジアラムコにおいて、本コースは継続実施を期待されて おり、今後更なる内容の向上のため検討を加えていく必要が あります。保全関連のカスタマイズドプログラムについては、サ ウジアラムコの全製油所への適応ができることから、現場に即 した保全に関する地道な活動が JCCP に求められており、途 切れることなく、地道な活動を続けることが必要と考えます。そ のため全社の保全、インスペクションを統括している部門との 連携強化が重要となっています。

また TAKREER のセミナーでは理論的かつ実際的な質問 がなされました。ベテランの保全計画担当者が、新しい検査 技術を定期修理に使うよう助言を行うなど、参加者間での討議 も活発に行われました。TAKREER のリスク管理にて、将来 的に、RBIをどう展開するかが重要になると考えられます。検 査エンジニアが RBIを十分に理解できるかどうか、また、今 後、運転中に得られるデータをどう反映できるかがポイントとな るでしょう。今後、JCCPとして、TAKREER に対して日本の 製油所の経験を有したエンジニアでチーム構成し、中期的な 技術協力を行うことが UAE への効果的な支援となるものと考 えます。

参加国
サウジアラビア
参加人数
23
報告書(和文)