産油国との研修事業の推進を図るため、奥山業務部長と 研修部有井が平成 25 年 9 月6日(金)から9 月13日(金) にかけて、クウェートおよびアラブ首長国連邦(UAE)を訪問 しました。今回は特に研修事業の刷新の一環として、次年度 開始予定の産油国幹部候補プログラム、国営石油会社向け の大学との新規連携プログラム、環境関係のカスタマイズド研 修等の推進を主要目的としました。
次年度の幹部候補研修の新規開始については、クウェー トの 国 営 石 油 会 社(KPC: Kuwait National Petroleum Co. および KNPC: Kuwait National Petroleum Co.)、およ び UAE の国営石油会社(ADNOC、TAKREER)とも歓 迎の意向で、参加者の派遣に協力の意向を得ることができまし た。具体的な内容についても日本の製造業のマネージメントに 関する研修を中心とすることで理解を共有することができました。 また、ADNOC 等産油国石油会社向けの現地大学等との新 規連携プログラムについては、ADNOC の各部門とも歓迎の 意向であり、Petroleum Institute(PI)およびザイード大学 (Zayed University)、等と具体的なプログラムを検討するこ ととなりました。近年、協力を発展させている環境関係の産油 国向けカスタマイズド研修については、両国の環境関係部門と 今後の協力について具体的な準備を実施しました。
(1) 新規幹部候補研修
KPCグループ、ADNOCグループの各部門とも、JCCP が幹部候補をはじめとした管理職関係の研修プログラムを充 実させていくことに関して、従来より期待していた内容であり、 歓迎の意向であることを確認することができました。 来年から新規の研修プログラムを開始するにあたり、プログ ラムの主内容について、説明、質疑応答を行い、KPCグループ、ADNOCグループの各部門とも、研修内容について理解 を得ることができました。具体的には、日本の代表的な製造業 の訪問、日本の経営、技術の専門家と講義・討議、ワークショッ プ(環境エネルギー戦略、新規事業等)を主要内容にして いくことで準備していくことになりました。 また、研修対象者は、一定のマネージメント経験を前提とし て、トップマネージメントの承認のもとに研修生の派遣を実施す る手続きが必要となります。チームリーダーレベル等別コースに より研修参加者の人数を増やしてほしいとの要望もありました。 今後内容の充実を検討していきたいと思います。
(2) ADNOC/JCCP/ 大学との連携プログラム
JCCP のプログラムはビジネスに即した実務専門家、工業 的な技術専門家で構成されており、大学等の高等教育機 関との補完性が高いことが確認できました。特に UAE では ADNOCグループは総合的な人材育成の観点で大学との連 携を強めており、本構想に関しては、ADNOC 各部門から幅 広く多くの支持を得ることができました。 今後も協力にむけて情報交換をしていくこととなりました。今 後、トップマネージメントの了解のもと、具体的な準備を進めて いきたいと思います。
(3) 産油国国営石油会社の環境部門との連携
ADNOCグループおよび KPCグループとは昨年来の環境 関係のカスタマイズド研修事業を継続して実施してきており、 協力関係を深めてきました。その結果、現在、両グループの 環境部門の中心組織から研修生派遣が継続して実施される ようになり、JCCP に対する信頼関係が構築されつつあります。 こうした組織は、環境関係の問題意識も共通しており、日本 の環境関連技術にも関心も高いため、JCCPとして今後も連 携を深めていきたいと思います。